こんにちは、tailor KONGの山本です。
クリスマスですね…一年があっという間の印象でした。
そういうお話も是非KONGでしたいですね！
さて今回ですが、スーツを長持ちさせるための手入れについてご紹介したいと思います。
どこで購入してもスーツって簡単に出せるほどお安くないですよね…ビジネスマンの方ならそれをほぼ毎日着用するわけで…
いわば戦闘服なのでこだわる方も多いかと思いますし、もちろんテーラーの私としてもスーツはその人の個性が出ますし、印象も変わって見られ方も決まってくると思います。
そんな大事な役割のスーツをすこしでも長く美しく着ていただくには毎日のケアが重要です。
簡単なことからで大丈夫ですので少し意識してみましょう！
①スーツを休ませてあげましょう
家に帰ったらジャケットはハンガーに絶対かけてあげましょう。
その際にポケットにモノを入れていたら出してあげてください。その重みが型崩れの原因となります。
そして、最低１日は休ませてあげましょう。
同じスーツを着続けるとシワがつきやすく、これも型崩れの原因となります。
それとできればですが、クローゼットに入れずに部屋干ししてください。そうすれば匂いやカビの原因となる汗や水分を取り除くことが可能です。
ハンガーですが、ワイヤーのものにはかけないようにしてください。
肩パットが変形する可能性があります。
肩のところに厚みのある肩に沿ってカーブしているジャケット用のハンガーが好ましいです。
木製のものが理想ですが、ジャケット用のハンガーであれば最終は結構です。
パンツもハンガーに二つ折りでかけるのが一般的ですが、折りシワが付いてしまうこともあるので理想はパンツ専用の吊るすタイプのがあるのでそちらを使ってください。
折り目を揃えて裾口から吊るせばその効果でシワを伸ばせる効果もあります。
②汚れを落とす
１日スーツを着ていると、汚れていないように見えても目に見えない汚れが結構ついています。
これを放置してしまうと生地傷みの原因や虫食いの原因になりかねません。
なので、着用後はブラッシングをしてしっかり汚れやほこりを落としましょう。
スーツを正しく保ち、長持ちさせましょう！
ブラッシング方法のポイント
・面を意識しながらブラッシング
・毛羽立ちを防ぐため優しく丁寧に
・肩や袖は縫い目に沿うように
・ラペルやポケットの裏側まで
ブラシの選ぶポイント
洋服ブラシには様々な素材のものがあります。
安価なブラシは化学繊維で出来ているものが多く、化繊では静電気を発生させ、むしろホコリを集めてしまうこともあります。
適度なハリをもった天然毛のものを選びましょう。
スーツ用としては特に豚毛の大きめのブラシが使いやすく、オススメです。
③シワ取り
１日着用することが大体なのでもちろんシワがついてしまいがちになります。
その日にできたシワはその日に取り除きましょう。
基本シワ取りは霧吹きをかけるだけでOKです。
霧吹きで湿気を与えて一晩自然乾燥すれば、繊維の復元力でシワはキレイに伸びます。
出張など出先で霧吹きやスチーマーが無い場合は、２～３時間ほどバスルームに干すと良いです。
ただし、バスルームで干す際に湿気が強すぎると蒸気で濡れてしまうのでお気をつけください。
いかがでしたでしょうか。
是非参考にして大切なスーツをすこしでも長く着ていただければと思います！！
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