(大阪オーダースーツ)雨の日は…

2023.4.30

こんにちは、tailor KONGの山本です

今回はこれからの時期に多い雨の日の対処についてご紹介していきたいと思います！！

まず雨に濡れてしまうとスーツの素材に動物の毛のウールが良く使われているので、雨に濡れると動物臭が発生することがあります。

洗浄されているモノもありますが、毛そのものの臭いは残ってしまいます…

また、湿気を吸収するウールは、濡れたまま放っておくと雑菌が繁殖し、カビが発生する原因にもなってしまいます

更には、スーツの表面に凹凸(ぶくぶく)をつくり波打ってしまっているパッカリングが起こってしまう可能性があります。

これは、湿度や温度の変化により繊維の膨張率の差によって出来てしまう現象で、なかなか元に戻すのが難しい為、スーツが濡れてしまった場合は、早めにケアが必要になります。

そのケア方法ですが、

１．タオルで水気、水滴をはたく

雨に濡れた際に、一番はやく対処しておきたいのが乾いたタオルで水分をはたき落とすことです。

泥がついてしまっている場合は、上から拭いてしまうと繊維の奥まで入ってしまうので注意してください乾いた状態になってからブラシ・爪で汚れをはじくように取り除くようにしましょう。

間違ってもこすって拭き取らないようにしてください、繊維に入り込んでしまって大変なことになってしまいます…

２．ハンガーにかけて干す

水分を落したらハンガーにかけ湿気の多い場所を避け風通しの良い場所に干すようにすることが重要です。

この時、ジャケットとパンツは、別々のハンガーに干すことが重要になっています！

ジャケットは、肩幅に合わせ丸みのあるハンガーを用意し、肩の部分にタオルを1枚はさむとスーツの内側にこもった湿気も取れやすくなるので是非試してみてください

パンツは、びしょ濡れになってしまった場合は、筒状に吊るして乾かすように干すと乾きが早くなります。ある程度乾いたら、袖口を上に向け重みでシワをのばすように干すと綺麗に乾きます。時間に余裕がある場合は、アイロンスチームを1㎝離しながらシワを取り除いていく。直接かける場合は当て布を忘れずに…！！

急な雨で…となると仕方ないのですが事前に雨だとわかっている際は、明るいグレーは濡れた部分が目立ってしまうので避けるように…！

雨が降る予報が出ている時は、なるべくネイビー・ブラックなどダークトーンのスーツを選ぶのがオススメです。オーダースーツの場合は、背抜き・半裏などのスーツでジメジメした着用感を快適に、リネン素材など通気性の良い素材をセレクトするのも良いでしょう。

いかがでしたでしょうか？

是非参考にしてみてください…！！！

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