ビジネスで重要となる第一印象を決めるスーツ。
相手に失礼のない服装を心がけることで、ビジネスでのあなたの信頼にもつながるので、結果的に仕事の評価につながることも。
ここでは、ビジネスのマナーともいえる、基本的なスーツの着用ポイントと注意点を紹介していきます。
新卒で入社したばかりのビジネスマンは特に、まずはこの基本だけでも押さえておきましょう!
まず大前提として、シワと汚れのないスーツで清潔感を!
ネイビーや黒のスーツは特に汚れが目立ちやすいので、注意が必要です。
できれば着用するたびに毎回、柔らかい毛のブラシで軽くブラッシングすることが理想的です。
ブラシの柔らかく細い毛が、スーツ生地の繊維の間にある小さな汚れを取り除いてくれます。ブラシを使用することで、繊維を傷めることなく汚れを落とせます。さらにスーツ生地の繊維が整うため、スーツに良い光沢も出ますよ。
このとき、霧吹きスプレーで代用することもできます。シワの気になる部分に、霧を吹きつけてハンガーに吊しておくだけでも、シワは軽減されますよ。ハンガーにかけたら、風通しの良い場所で日陰干しをしましょう。意外にも綺麗にシワが取れるはずです。
① スーツの色は、ネイビー・グレーが◎。柄は、無地・ストライプが無難。
ビジネススーツは、ネイビーやグレーであれば間違えない。柄は無地・ストライプが理想。
ただし、ネイビー・グレーであっても、明るいトーンの色柄は派手に見えるため、控えたほうが無難です。
真っ黒なスーツは、冠婚葬祭用。
フォーマルなパーティーの場でも黒いスーツが一般的です。学生の就職活動では黒いスーツが着用されることが多いですが、ブラック×無地の真っ黒なスーツは本来ビジネスには適しません。入社後はなるべく控えましょう。
ただし、薄いストライプなど柄が入った黒いスーツは、ビジネスの場でもよく着用されます。
② シャツの色は、白シャツが基本。ブルー系は水色であればOK。
マナー違反にならないのは、間違えなく白シャツです。
無地・薄めのストライプが良いでしょう。
ブルー系も、水色であれば問題ありません。
ピンク・緑などのカラーシャツ、派手なストライプ柄は、フォーマルな場では避けましょう。
③ ジャケットのボタンは、上だけ留める。
スーツジャケットの一番下のボタンは留めないのが一般的です。
2つボタンのジャケットは、写真のように上だけボタンを留めます。
3つボタンのジャケットは、上から2つのボタンを留め、一番下のボタンのみ開ける形になります。
間違えて全てのボタンを留めてしまっていたとしても、それは気にならない範囲ですが、全てボタンを留めずジャケットを開けて着用しているのはマナー違反になりますので、ビジネスでは避けましょう。
④ ネクタイは、先端がベルトの上に少し被さるくらいの長さがベスト。
このネクタイの先端が、ベルトの上に少し被さるくらいが、ネクタイの最も理想的な長さです。ここから覗くネクタイが長すぎると、一気にだらしなく見えてしまいますので、要注意。
ご自身の体型によって、この長さにするための適切な結び位置は異なります。何度か結んでみて調整してみましょう。
⑤ シャツの襟先は、ジャケットの襟の下へ。
シャツの襟先は、ジャケットの中に入るようにしましょう。
襟先がスーツジャケットの上に乗っかってしまうと、不格好というだけでなく、非常にラフな印象を与えてしまいますので、ビジネスの場には適切ではありません。
⑥ シャツの袖は、ジャケットの袖から1cm~1.5cmほど見える状態がベスト。
腕を下ろしたときに、シャツの袖がジャケットの中から1〜1.5cmほど出ている状態が望ましいです。
シャツの袖が全く出ていない状態だと、もったりとした野暮ったい印象を与えてしまいます。ちょうど1~1.5cmほどチラッと見えるシャツ袖であれば、すっきりとしたシャープな印象を与えることができる点に加え、シャツが摩擦による傷みや汚れからジャケットの袖口を守ってくれるので、スーツを長く綺麗に愛用できることにもつながります。
ちょっとした小さなポイントで、「カッコイイ人」/「不格好な人」、「誠実な人」/「マナーがない人」と判断がわかれてしまいます。
逆に言えば、その小さなポイントを押さえるだけで、立派なビジネスマンと評価されることもあります。
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