TAILOR KONGの去渡で御座います。
今回はスラックスの折り目についての、個人的な見解をお伝えしようと思います。
結論を申し上げますと折り目加工は無くても問題ありませんが、折り目につきましては必須です。
これは実に単純明快です!折り目のないスラックスは格好良くないです。
なんでしょう…スーツ全体が寝ぼけて見えます…
クリースの起源は畳み違えて前後に折り目が付いてしまった物をエドワード7世が気にいったなど、諸説ありますが少なくとも1900年代初めには一般に広まっていたと考察出来ます。
ここで私がお伝えしたいのはクリースは昔からあったもので正式なものなのだから、歴史に乗っ取って必要なものである。
などという事ではなくそんな昔からありなおかつ現在でも、残っているのは歴史の名残だけではないという事です。
クリースがあることにより正面から見た時にスラックスが横に広がらずにすっきりと見えます。
逆に言えばクリースがない場合スラックスのシルエットが、横に広がって見える為野暮ったくなってしまいます。
クリースのないスラックスは裾がヒラヒラとするので、ややアクションが女性的になってしまいます。
ウェイトのあるフラノやツイードならいざ知れず現代の平織の生地などでは重さが無い分余計にヒラヒラと…
裾がヒラヒラしているとまるでフレアパンツのよう…スーツ本来のエレガントさが失われてしまいます。
また、オーセンティックなスーツにはタックが必ず入ります。
タックというのはクリースと一直線に繋がっているべきものであり、タックとクリースが途切れていたりタックが開いていては
これも、美しくくありません。
このようにクリースというのは決して無意味に付いている訳ではありません。
冒頭の話に戻りますと、しっかりとクリースを維持されているのであれば
折り目加工は必須ではございませんが、折り目を維持する為に
強くアイロンを当てすぎてしまったり何度もクリーニングに出してしまうと生地が痛みます。
ですので折り目加工は必須ではありませんが、折り目は必須です。
細かい所ですが見ている人見ています。
高価な革靴や革鞄を身に付ける必要なんて無いと思います。
綺麗に結ばれたネクタイ、磨かれた靴、シワの無いスーツ、
上記の事はお金こそかかりませんが、一番スーツを引き立ててくれると思います。
雑誌で見る様な高価なブランド品よりも…
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