こんにちは、tailorKONGの山本です。
12月最初の週末です、1週間経つのあっという間ですね…
ですが、来週からはなんと!!スーツやシャツたちが続々と納品されていきます!!
嬉しい限りです。早くお客様たちに届けたいです…!!
さて、今回は袖ボタンについてご紹介をしたいと思います!
袖ボタンの意味ですが、現代では飾りとして付いているだけらしく、機能性があるわけでもなく役割もないそうです。
無くても良いみたいですが、無いとそれはそれで変な感じになってしまいますね。
袖ボタンができた理由は諸説ありますが、この二つが代表的な理由として挙げられています。
1.袖で鼻水を拭かないため
実はかの英雄ナポレオン・ボナパルトがかかわっています。
時は1812年、今から200年以上前のお話ですが、ナポレオンがロシア帝国を侵攻した際、極寒の山中を越える道中で隊員達は寒さに凍え垂れてくる鼻水をジャケットの袖で拭いていたそうです。ナポレオンは何度も注意するものの一向に改善されず、相手国を侵略する際にはどの隊員の袖も乾いた鼻水でテカテカだったそうです。
それは敵国に対して身なりから威圧的に見せることを重んじたナポレオンにとって許せないことだったそうです。
そこでナポレオンが考案したのが袖ボタン。袖で鼻を拭けないように金属ボタンを袖につけたのが始まりと言われています。
しかしよく考えてみると現在ボタンが着いている位置は鼻を拭くにはちょっと難しい部分なので真意は分かりかねますが、人一番見た目を気にしていたナポレオンらしいエピソードの一つですね。
2.袖まくりをするため
その昔、お医者さんがジャケットを羽織ったまま診療ができるよう、ジャケットの裾を開いたといわれています。
その開いた裾の部分を閉じられるよう、袖口にボタンを着けたと言われています。
現在では袖を切り開いたままでボタンを着けないデザインの袖もありますが、昔の方の方が細かな部分まで美意識をもっておられたのか、イギリスには着崩すという文化がないのか、開いた部分はきちんとボタンを留めていたようですね。
と、いうようにこの二点が理由として挙げられています。
では次に、仕様についてです。
袖ボタンの数
3か4が主になっており、どちらでもフォーマル度に差がないのでこれに関しては好みで選んでいただいて大丈夫です。
袖ボタンの仕様
既製品のものは選ぶことができないのですが、オーダーだと選ぶことが可能になります。
まず、開き見せと本切羽というのが存在します。
開き見せ…開かない袖口のこと。
ミシンを使ってボタンホールを形取った袖穴が作られます。見せかけのボタン仕様で既製品はほとんどこの仕様です。
本切羽…袖が開く仕様。
オーダーであれば袖の長さをしっかり決めるので穴を開けても問題ないのです。つまり本切羽はオーダーの醍醐味と言えます。
こちらもどちらでもフォーマル度に差がないので好みになります。ですがもしオーダーでスーツを作ることがあるのであれば本切羽をおすすめします!!
それともう一点、オーダーだと選べることが多いのが、並べボタンと重ねボタンです。
並べボタン…一般的な既製品にあるもの。良くも悪くもなく、普通のボタン仕様です。
重ねボタン…イタリアの職人が高い仕立て技術を要しているのをアピールするためのディテールとして重ねたからと言われています。
ボタン付け糸の長さなどが重なり具合に影響するので、並び付けよりも手間がかかります。
ただ、機能的には変わりません。見た目の遊びだったり、着用している本人さんのこだわりで重ねボタンにします。
この2つの違いによる着用マナーは1つだけで、冠婚葬祭で着るシーンです。冠婚葬祭用は「並べボタン」にしましょう。
それ以外は開き見せと本切羽同様好みになります。どちらでも良いのですが、やはり重ねボタンはオーダーの醍醐味なので、こちらもオーダーで作る場合は是非重ねボタンで作ってみてください!!
このように袖だけで様々な違いが存在します。
調べていくと色々と出てくるので是非参考にしていただけたらなと思います!
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