こんにちは、tailor KONGの山本です
今回ですが、ジャケットのポケットについてご紹介したいと思います…！
今はジャケットのポケットはデザインの1つとして扱われることが主になってきていますが、どういったところがポイントでどういった効果があるかをご説明していきますので是非参考にしてみてください。
スーツのポケットの種類
意外と知っているようで知らないポケットの種類ですが、飾りとしてみられがちな近年…
選び方、組み合わせ方によって理想のスーツスタイルに繋がるワンポイントとして、簡単に取り入れることができます。
・フラップポケット
もっとも基本的なスタイルのポケットになります。
雨やホコリが入るのを防ぐことを目的として付けられている“フラットポケット”。
このフラップを出すべきか出さないべきかとよく考える方も多いようですが、
本来のマナー的にお伝えするとすれば、室外にいる場合はフラップはそのまま外に出して外からの汚れやホコリか守り
室内ではポケットは中に入れてくのがマナーと言われています
ビジネス仕様のスーツに、最も多く使われているポケットなので、良く見られるデザインのポケットになります
・スラントポケット
視覚的に効果があるデザイン
スラントは斜めと言う意味があり、中心から外側にむけて斜めになったポケットに、フラップがデザインされたタイプになります。
斜めにすることで、腰回りをスッキリとみせると共に、角度をつけて視覚的にシャープな体型にみせてくれます。
また、斜めになっていることで腰の位置が高く見えるため脚長効果も見られます
※元々の由来は、乗馬の際、前傾姿勢でいても「ポケットから物を取り出しやすく」、また「ポケット中の物を落ちにくく」するために考案されたと言われています。
・チェンジポケット
ブリティッシュモデルに最適なデザインとなります
脇ポケットの上に、もう一つポケットが配された小さなポケットが特徴。
チェンジは小銭という意味があり、もともとは小銭などを入れるために付けられたものなのですが、現在の装飾的な意味が強くなっています。
クラシカルで紳士的な雰囲気の漂うデティールになっているので英国的なイメージの強く、
現在もブリティッシュテイストのスーツにつけられることが多いです。
チェンジポケットは普通のポケットの上に付くので
目線が上に行くことによって、視覚効果的にウエスト位置も上がって見えるため脚長効果◎
・アウトポケット
パッチポケットとも呼ばれる、はりつけポケットになります
主にカジュアルタイプに多く、ジャケット(ブレザー)、最近ではクールビズ用のジャケットに使われることもあります。
同じ生地を上から貼り付けて作るポケットのため、中に何かを入れると、入れたものの形がそのまま浮き出てしまい、あまり格好良くありません。
ジャケットの腰ポケットをアウトポケットにした時には、物入れとして使わないことをオススメします
いかがでしたでしょうか？
ポケット一つのデザインでも様々あり、組み合わせによっては同じスーツでも格段に見え方が変わってきます。
オーダースーツだと既製品と違い、カスタマイズができるので自分で好みの仕様を選べます。
また、こういった雰囲気に見せたい、こういった場面で着るのに最適なものをお教えてほしいといったことも相談していただければ
一番最適なものをご紹介とご提供させていただきます…！！
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