是非
こんにちは、tailor KONGの山本です😊✨
今回ご紹介したいのですが、洋服で悩んでしまいがちな捨て時、買い替え時についてです。
皆さん洋服はどういったタイミングで捨てたりしていますでしょうか?
ワンシーズンがごとに捨てる方もいらっしゃると思いますし、穴が開くまで着続ける。という方もいらっしゃるかと思います。
その中で判断が難しいアイテムスーツの買い替え時、捨て時についてご紹介していきたいと思います…!
スーツの買い替え時のタイミング
スーツをいつから買い換えていないだろう…?ふとそう思ったことはありませんか?
まだまだ着られると感じているかもしれませんが、実は、寿命が近づいている可能性もあるのです…
愛着のあるスーツとのお別れはなごり惜しいことですが、切り替えていくことがとても大事になります。
では、そのタイミングとはいつになるのでしょうか?
まずは平均寿命をご紹介していきたいと思います…!!
スーツの平均寿命
一着のスーツをケアしながら何十年も長く着る方がいたり、一着のスーツを使いまわしてワンシーズンで買い替える方など、スーツの使用状況には差があると思います。
そのため、○年使ったら買い替えましょう!とはっきりお伝えするのはなかなか難しいものです。
ですが○年で買い換えましょう…!という基準がないとわかりずらいですよね…
そこであるのが、クリーニング賠償問題協議会が制定した「クリーニング事故賠償基準」というものです!
こちらは、クリーニング業界だけでなく、消費者団体・繊維業界・弁護士・行政など、様々な視点から意見を集めて策定・改訂された基準とのことです
このクリーニング事故賠償基準内の「商品別平均使用年数表」背広・スーツ・ワンピース類の項目には、
- 夏物(絹・毛)3年
- 夏物(その他)2年
- 合冬物 4年
と記載されていて、注目したいのはコチラの記述、
『平均使用年数とは、衣類などの使用開始から、その使用をやめるまでの平均的な期間をいいます。たとえば、衣類などの使用をやめる理由としては、流行遅れ、着飽きた、似合わなくなった、サイズが合わなくなったなどの理由も含まれているので、平均使用年数は単なる物理的に使用不可能になるまでの期間(いわゆる耐用年数)とは異なります。』
耐用年数だけを示すのではなく、流行遅れ、サイズが合わなくなったなどの理由についても考慮されているところが、消費者目線で考えられていますね…
以上のことをふまえると、スーツの寿命は大体2~4年あたりが妥当ではないでしょうか?
この点をふまえて、買い替えのサインを取りこぼさないようにどういったサインが出てくるかをご紹介します
買い替えのサイン
今からご紹介する内容に一つでも当てはまるものがあれば買い替えのサインがでているので検討をしてみてください
1.生地にテカリがある
生地のテカリは劣化のサイン
テカリの原因は、生地への摩擦、着用時の圧力、アイロンのかけ過ぎ、などが上げられます。
擦れやすかったり、圧が加わりやすい部分(ひざ・ひじ・袖口・脇下・肩・襟・太もも・内もも・お尻など)は念入りチェックしておきましょう…!
2.毛玉や毛羽立ちがある
テカリとは逆に、生地表面に毛玉や毛羽立ちが目立つ場合も…
これらも生地への摩擦や着用時の圧力が原因とされているため、ひざ・ひじ・袖口・脇下・肩・襟・太もも・内もも・お尻の部分に発生しやすくなっています。
生地のテカリ・毛玉・毛羽立ちが進行してしまうと、生地の破れ、裾の先端や袖口の擦り切れ、裏地の劣化などのダメージが広がってしまいますのでご注意ください…!
3.肘や膝が抜ける
スウェットやジャージーでよく見かける現象です。服を脱いで畳もうと思ったら、ひざやひじ部分がポコッと飛び出し、3D状態になっていることありませんか?
この状態を、ヒザやヒジが抜けている(出ている)と呼びます。関節部分の生地に負荷がかかり、生地がたるんだ状態が主にそうです。
スーツの生地は、スウェットやジャージーほど伸縮性はありませんが、同じような現象が起きてしまいます。ヒザやヒジの抜け以外の型崩れにも注意しておいてください。
保管状態が悪いと襟の返り、肩~バスト~ウエスト部分の曲線などがつぶれてしまい、スーツ全体のフォルムが崩れてしまう場合もあります。
このように型崩れした状態でスーツを着用していると、シルエットが崩れるだけでなく、清潔感がないように見えるので印象が良くないです
4.縫い目がほつれる
生地に負担がかかっているので当然縫い目にも負担がかかってしまいます。
ジャケットの脇下や背中、裾上げ部分、パンツの股ぐりや内もも部分は、縫い目がほつれやすく裂けやすいので、よく確認しましょう。
簡単なほつれ直しの場合は、お直しで対応できる場合もありますが、何度も同じ部分を縫い直すことで、生地にダメージを与えてしまい、寿命を早める原因にもなりかねません…
5.体のサイズが合っていない
身体のサイズに合っていないスーツを着用し続けるのは、スーツ自体に負荷をかけてしまい劣化を早める原因にもなります。
2、3年も経過すれば多少の『体型の変化』は必ずあると思いますし、ジム通いで筋肉がついた。という方は結構お伺いしますね
また、体型変化だけでなく『スーツ自体のサイズ変化』も考えられます。
ヒザやヒジが出てきてしまうように、何度も着用しているうちに生地の一部に伸縮がおこり、サイズバランスが崩れてしまうのです。
これらの原因をふまえて確認する部分としては、
・ジャケットの袖丈、着丈、肩周りや胴回りのフィット感
・パンツの丈、ウエストサイズ、お尻や太もも周りなどのフィット感
など、が上げられます。今の身体に対して適正なサイズ感なのか、着用して確認してみましょう。
いかがでしたでしょうか?
自分で持っているスーツの中にこの5点の中で当てはまる内容が一つでもありましたか?
もし一つでも当てはまれば買い替え時のタイミングになるので少し意識してみてください
その際に当てはまっていて買い換えたいと思ったときは是非KONGでオーダーしてください!笑
間違いなくかっこいいスーツ作ります!!
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