こんにちは、tailor KONGの山本です
今回は裏地についてご紹介していきたいと思うのですが、裏地は皆様が思っている以上に重要な役割を担っていて、裏地の組み合わせによってはトータルの機能性や着心地が変わってきます
今回はそんな重要な裏地について細かくご説明したいと思います!
裏地の重要性について
スーツの裏地が大切な理由はこの5つが主になります。
・スーツをスムーズに着脱する
・表地の保護・型崩れを防ぐ
・表地の透けを防ぐ
・ファッション性を高められる
・快適性を高められる
では、各役割についてご紹介していきましょう…!!
・スーツをスムーズに着脱する
スーツの裏地は、ジャケットとシャツの摩擦を軽減し、滑りを良くしてくれる役割があります。
裏地がなければ、スムーズに着脱することができません。
なので着脱する機会が多いジャケットは、ストレスなくスムーズに着られることが重要です。 また、裏地の素材によっては、冬場に起こりがちな静電気の予防効果もあります。
・表地の保護・型崩れを防ぐ
スーツの裏地は、表地の汚れや傷みを内側から守る役割があるので、摩擦による表地のダメージを軽減させ、型崩れ予防にも効果的です。
裏地があることで厚みと重さが増し、見た目にも美しいシルエットのスーツが出来上がります。
また、裏地の素材によって異なりますが、吸湿性と放湿性に優れているものは、表地への蒸れや負担も減らせます。
・表地の透けを防ぐ
スーツの裏地がついていない場合、表地の種類にもよるのですがシャツがジャケットから透けてしまうことがあります。
裏地があることで、シャツが透けて見えないようにしてくれます。シャツが透けてしまうと不格好なので裏地がついたデザインのスーツを選びましょう。
・ファッション性を高められる
スーツの裏地は、ファッション性を高めます。
オーダースーツの見た目は裏地とは関係ないと思われがちですが、色や柄にこだわれば十分におしゃれも楽しめます。
たとえば、スーツを羽織る際や、椅子に掛けている際などにこだわりの裏地がチラッと見えれば、できるビジネスマンとして周囲から見られる可能性もあります。
スーツは裏地にまで気を使っていない人もいますから、些細なポイントで周囲との差を付けることがオススメです。
また、裏地を好きなデザインにオーダーすれば、スーツを着用するだけで満足感を得られるでしょう。
フォーマルなシーンでも些細なファッション性を高められるポイントとなります!
・快適性を高められる
スーツの裏地には、蒸れを防ぐ効果もあります
通気性に優れた素材を選ぶことで、夏場でも蒸れずにスーツを着用できてさらに、冬場に多い静電気の防止効果も期待できます。
そのため、裏地がついていないスーツよりも寿命が長いのです。
スーツの裏地には、このように様々な役割があります
また、裏地がついていないとデメリットも発生するので、裏地がついているスーツをオススメします!
また、裏地は大きくわけて3つあります
裏地の付け方
裏地の付け方は3種類あります。
・総裏
・背抜き
・半裏
付け方ごとに特徴が違い、またそれぞれにメリットとデメリットがありますので特徴をご紹介していきたいと思います!
・総裏
総裏とは、ジャケットの内側全体に裏地がついているデザインをしています。
裏一面がデザインされた総裏であれば、お好みの柄に染めるとよりファッションを楽しめるのではないでしょうか?
そんな総裏ですが、メリットもあればデメリットもあります。
総裏のメリット
総裏のメリットは、腕が通しやすく汗や汚れから生地を守ってくれることです。
また、シルエットを綺麗にみせてくれるため、型崩れも防ぎます。
それに加えて、保温性や保湿性があり、裏地には体感温度を調整する役割もあるので、気温変化の多い春・秋や冬でも温かく過ごせます。とくに冬用スーツにはオススメです!
総裏のデメリット
総裏のデメリットは、スーツ全体的に裏地がついているため、真夏は暑くなり蒸れやすくなってしまうところです…
ジャケットの裏側が蒸れると、ニオイの発生原因にもなってしまい、加えて夏には汗をかくので蒸れと汗が相まってよりニオイが強くなる可能性があります。
そのため、総裏は夏場での着用はあまりオススメしません。
・背抜き
背抜きとは、ジャケット内側の背中から裾まで裏地がないものになります。
背抜きにもメリットとデメリットがありますのでご紹介します!
背抜きのメリット
背抜きのメリットは、総裏に比べて裏地が装飾されている割合が少ない分、スーツの重量が軽いことです。
とくに、肩甲骨の動きがしやすくなります。また、通気性も良く涼しいので、夏用のスーツにおすすめ!
背抜きのデメリット
背抜きのデメリットは、3つあります。
・表地が傷みやすく型崩れも起こりやすい
裏地が装飾されている割合が少なく総裏に比べてスーツの支えが弱いので、痛んだり型崩れが起こりやすくなったりします。
・シャツが透けてしまいがち
とくに、薄い表地で仕立てると、より透ける可能性が高くなってしまうので、背抜きのスーツをオーダーするなら薄過ぎない表地を選ぶようにしましょう!
・冬場には適していない
背抜きは裏地の割合が少ない分、生地が薄く作られています。そのため、冬場に背抜きのスーツを着用すると、風が生地の間を通って肌に直接当たるため、寒さを感じやすいです。 以上の3つが、背抜きのデメリットです。
・半裏
半裏とは、「背抜き」の背中に加えて脇から裾まで裏地がないものになります
半裏の場合のメリットとデメリットをご紹介…!
半裏のメリット
半裏は背抜きよりも裏地部分がより少なく作られているため、より軽量かつ通気性も良いです。
真夏に着用しても、快適に過ごせるに加えて、冷感素材のスーツをオーダーすれば、より快適さを味わえます。
半裏のデメリット
半裏のデメリットは、背抜きよりも型崩れや表地が傷みやすいことです。
また、背抜き同様、シャツが透ける場合があるので気をつけましょう…!
いかがでしたでしょうか?
裏地といっても様々な仕様があったり、機能があったりしますので是非こちらを参考にしていただき時期に合わせて裏地のデザインも変えてみてください。
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